閉店間際のPCショップに行く

風のうわさで、青森のパソコン工房が閉店すると聞いた。23日にと。


パソコン工房には結構お世話になった。
今の店の場所はサンロード青森の近く(元SEGA)だが、浜田に店を構えていたときから、青森市に来たときは必ずといっていいほど立ち寄っていた。
全国展開のショップのためか価格も周りに比べると安めだったので、通販でパーツを買うようになる前は気晴らしのドライブを兼ねて県南からわざわざ車を飛ばし大抵ここから買ったものだ。
閉店の理由は店舗の統合のためだそう。
岩手でも盛岡店が統合されてなくなったし、PC DEPOTも2店統合して盛岡市に大きく構えた。これも時代の流れなのか。


現在、閉店セールをやっているという。
今日は休み。ならば久しぶりのドライブがてら行ってみよう。
正直言うと現在買いたいPCパーツはないが、電源ケーブルといった小物やスティックPCで使えそうなUSBハブがあったら買おう。期待はできないがSandyBridgeのTDP35WなCPUでも中古品コーナーにあれば嬉しいところだが。



店舗前に到着。
扉には閉店を知らせる貼り紙。
できれば最終日の閉店時間ギリギリに駆け込んでムリヤリ最期の客になりたかったが、シフトの関係でそれは叶わなかった。



買ったのはブラックのネジとファンの延長ケーブル、そしてUSBハブ。全品10%ほど割引いてもらった。
予想通りCPUはなし。いま使っている3770Kならあった。



次にここ青森市に来るとすれば来月の半ば。さくら野百貨店での『うまいもの博』になる。
その頃には既にこの看板も綺麗さっぱり取り払われているだろう。
そう思うとふいに寂寥感に囚われる。
小説や詩で散々語られているように、人は、長い人生の中で無数の出会いと別れを繰り返す。
仕方がないこととはいえ慣れることができない。やっぱり、別れるのは寂しいものだ。人でも物でもショップでも。