スイッチ&コンセントの交換に挑戦 3 ―3路スイッチ―

電気工事士の免状を取得し、電気工事作業に従事できるようになった。
休みの今日、ついに念願の作業に取り掛かる。


記念すべき初工事は、わが家の階段の3路スイッチ。
パイロットのカバーは割れてランプはむき出し。それにスイッチを入れても電灯がつかないこともある。もう寿命といっていいだろう。
これを、イマドキのワイドハンドルスイッチに交換。それもPanasonicのアドバンスシリーズのものに。




必要な工具類を準備。
ネジを外すためのプラスドライバー
電線を外すためのマイナスドライバー
電線切断や被覆剥きのためのケーブルストリッパー
取り付けたスイッチ類の水平を見るための電工用ゲージ
作業用手袋。滑り止めがついてかつ薄手のものを選んでみた。
そしてもちろん電気工事士の免状。作業に従事する時は携帯せいというし。


そして電材。
 WTA5052 埋込ほたるスイッチC(3路) 。
 WTA3710 埋込スイッチ用絶縁取付枠。
 WTA3021F 埋込スイッチ用ハンドル(表示付) [マットベージュ]。
 WTA7101F スイッチプレート(1連用) [マットベージュ]。
アドバンスシリーズを選んだのは、前にも書いたが見た目重視のため。
薄くフラットなデザイン。白色LEDパイロットランプ。カッコイイではないか。

 
最初にスイッチを組む。
PanasonicのサイトにあるWTA5052の商品仕様書。5ページから取り付け方の説明がある。これに従う。
http://dolphin.va.panasonic.co.jp/ideacontout/2015/03/25/2015032500150483.PDF


作業の前にブレーカーをきちんと切る。レベル1の電気工事士である私は活線作業なんて恐ろしいマネはできない。
いよいよ交換に着手。まずはねじを緩めプレートを外す。


さらに取付枠を固定しているねじを外してスイッチを引き出す。壁の奥にはスイッチボックスが埋め込まれ。
0番端子に赤線が挿さっていて驚く。回路的に合っていれば電線の色は関係ないのだろうが技能試験の練習をした身にすれば違和感がハンパない。


古いスイッチから電線を抜き被覆を剥き直す。そして新しいスイッチのゲージに合わせて電線を切り揃える。12mm。


スイッチに電線を挿す。突き当たるまでしっかり。もちろん心線は穴から見えていないぞ。
元々の配線通りに接続。今回のケースでは0番端子に赤線を挿す。技能試験練習のクセで0番端子に黒線を挿しちゃうとたぶん大変なことになる。これは試験ではなく実務である。


取付枠をねじ留め。そしてゲージで水平をみる。

 
プレート枠をねじ留めしカバーをはめ込む。そしてハンドルの保護フィルムを剥がし完成。
ブレーカーを復旧させスイッチを入切。当然ながらバッチリ作動。白色のパイロットランプが美しい(^^)


続けてもう一方の3路スイッチの交換にもかかる。
手順は先程と同様だが、スイッチボックス内でケーブルが接続されているのに再び驚く。たしかジョイントボックス内でしか電線の接続はしてはいけないと記憶していたが・・・
それよりびっくりなのが、スイッチの接続穴から心線がバッチリ見えている! しかも埃をかぶっているではないか。 もちろん埃を払ったあと適正に施工し直す。



これで初の電気工事は終了。階段2ヶ所のスイッチ交換にかかった時間は写真を撮りつつで20分程度。
ここで、海原雄山の有名なあの台詞を叫ばせていただきたい。「ここの電気工事をやったのは誰だあっ!!」