技能の練習に取り掛かる

電気工事士の筆記試験が終わって1週間あまり。
ブログの更新をすっかりサボってしまった。あと技能の練習も。
技能試験まであと6週間を切った。いいかげん再開しなければ。

カンを取り戻しがてら基本作業をひと通りやってみる。アウトレットボックスが絡む作業以外を。
技能の本を読んだ限りでは、『外装剥きは現物合わせ、絶縁被覆剥きは2cm』でやったほうがいちいち寸法を覚える手間もなく効率的なようだ。
そして見たとこだいたい外装剥きは10cm(連用器具)と5cm(ランプレセプタクルほか多数)がほとんど。そして私の使っているケーブルストリッパーVS-4Aにはグリップに5cmの刻みがついている。



なので私個人のやり方として、『外装はVS-4Aの刻印で5cm測って剥ぎ取り、心線はまず2cmにしてから作業』の方針でいくことにする(絶縁被覆の長さは各器具により決定)。


【ランプレセプタクル】
 
外装を5cm剥いたのち絶縁被覆を2cm残して剥ぎ取る。そして約3cmとなった心線を2cm残して切る。
そして受け金ねじ部に白線が来るようにケーブルをランプレセプタクルに通してから輪作り。形を整えてねじ締め。


完成。
極性も間違っていないし、ねじも絶縁被覆を噛み込んでいない。たぶん大丈夫でないかな。
それよりも径1.6mmの電線は予想より硬く、ねじ穴への位置合わせに難儀。さらにねじ締めに失敗してあろうことかねじを床に落としてしまった。幸い足元にあったが、もし実際の試験でもねじを落としてどこかに転がって見つからないなんてことになったらとんでもないタイムロスだ。最悪未完成でゲームオーバーもありうる。


【露出型コンセント】
 
外装を5cm剥いたのち、コンセント台座の現物合わせで絶縁被覆を1cm残し剥ぎ取る。そしてさっきと同様心線を2cm残して切る。
コンセントの『W』の刻印に白線が来るようにケーブルを通してから輪作り。形を整えてねじ締め。


完成。
ねじ径が太めで作った輪っかに通らず若干手直し、おまけに電線が硬いわ短いわでなかなかねじ留めできず、4分以上かかってしまった。それでもねじは絶縁被覆ギリギリで噛み込んでいないし見たところ欠陥は無い、と思う・・・


【引掛シーリング】
 
外装を2cm剥ぎ、絶縁被覆を目分量で7mm残し剥ぎ取る。
あとはゲージに心線を合わせて長さを確認してから差し込む。もちろん接地側に白線を挿す。これは問題ない。


【連用器具】
 
取付枠に合わせて外装を剥き、絶縁被覆を2cm剥ぎ取る。
ゲージに心線を合わせて長さを調整してから差し込む。あとは外装が取り付け枠の中に収まる様に整えればOKか。
ところで連用器具から電線を抜くにはマイナスドライバーを『はずし穴』に差し込めばいいようだが、これにやや戸惑う。思い切って力いっぱい押し込んだら電線が抜けたが、もし力あまって器具を壊しでもしたら即終了だろう。


【端子台&配線遮断器】

 
例の如く外装を5cm剥ぎ、絶縁被覆を2cm剥ぎ取る。
心線がはみ出し過ぎないようかつ被覆を噛み込まないようにちょうどよく結線しなければならない。配線遮断器はさらに極性にも注意が必要(N側端子が白線)。
実際に合わせてみて確認。心線の長さは・・・12mm、いや10mmというところか。配線遮断器もそのくらいの長さでちょうどいいようだ。
途中で線が抜けてしまわないようにねじ締めもギッチリ行う。・・・つかあとで緩められるんか俺?


【差込形コネクタ】
 
差込形コネクタでの電線接続。
絶縁被覆を2cm剥き、コネクタに刻まれているゲージに合わせて心線を切る。13〜12mmくらいか。そして差し込み。
これは余裕。むしろ抜くほうが大変だった。回しながら引っ張るというが、手汗で滑って引き抜けない。作業用の手袋用意しようかな。手や指も痛いし。


【リングスリーブ】

リングスリーブによる電線圧着接続。絶縁被覆の剥ぎ取りは2cm。


まず1.6mm電線2本。リングスリーブは『小』、マークは『○』。
握力40kgである私はこの時点で片手圧着は無理。両手で握り締めかしめる。
刻印は大丈夫。心線を切るのも忘れていない。


次にいきなり1.6mm電線4本の圧着を試す。リングスリーブは『小』、マークは『小』。
心線4本をスリーブに通すのに難儀。圧着は両手でなんとか。
最後に心線の先端を切り揃えた際、線の欠片が派手に飛ぶ。


2.0mm電線2本と1.6mm電線2本。リングスリーブは『中』、マークも『中』。
課題No.9に出てくる電線接続、おそらくいちばん力が要る作業。
両手で圧着できたが、ペンチで心線を切るときも両手。男のプライドとして『ふんっ!』なんて掛け声は出さないぞ絶対。





よし、今日の作業はここまで。これで課題の約半分は作れる計算になる。
後日にでもNo.1から作ってみるか。