工具類を買う

電気工事士の試験には、筆記の他に技能がある。
技能試験では40分という制限時間内で各種電材を使って課題となる回路を完成させなければならないらしい。
当然、回路を作るには工具が必要になる。


課題を作るために必要な工具(指定工具)は以下の7種。
 ・電工ナイフ
 ・リングスリーブ用圧着工具
 ・ウォーターポンププライヤ
 ・ペンチ
 ・マイナスドライバー
 ・プラスドライバー
 ・ものさし
また、技能試験では電動工具以外であれば持込みに制限はないそうな。なので電線の被覆剥きを効率よく行うためにVVFストリッパーはあったほうがいいとか。



ここで自前の工具箱を漁る。
ドライバーとペンチ、ものさしは見つかった。
ということは電工ナイフとウォーターポンププライヤー、圧着工具、そしてVVFストリッパーを買わなければならない。
さくっと通販で注文。そして今日届く。



VVFストリッパー、MCCのVS-4A。3,596円。
技能試験の主役。
通常、ケーブルの外装や被覆を剥ぎ取るには電工ナイフを使うそうだが、大量のケーブルをナイフでちまちま剥いている時間と余裕はない。少なくとも私にはない。
そこで登場するのがこのVVFストリッパー。ケーブルを挟み込んで引っ張るだけであっさり被覆を剥ぎ取れる。
指定工具にはないが、事実上の必須アイテムと言っていいだろう。気になるのは製造国が本体・パッケージどこにも書かれていないことくらいか。



圧着工具、ロブテックスのAK17MA2。3,845円。
技能試験の主役その2。
電線をつなげるためにリングスリーブを圧着する工具。何があっても忘れてはいけない最重要アイテム。
パッケージには『技能試験にはAK17Aを使え』と書いてあるがこちらもJIS規格品だし日本製だし問題ないだろう。電工2種の試験では『大』のリングスリーブは使わないと言うし、そもそも私は手が小さいし握力40kg。大きい工具を握り込む自信はない。
それより個人的に気になるのが、ホームセンターで『HAK17MA2』という型番の工具を見かけたこと。パッケージの違いくらいで工具自体は何ら変わらないように見受けられたが・・・何が違うんだろう?



ウォーターポンププライヤー、ロブテックスのWP250H。1,577円。
ロックナットを締めるのに使う。
幾つかサイズはあるが、全長250mmの中サイズを選択。日本製。
ちなみに通販の写真だと柄がブラックに見えて思わずカートに入れたのだが、実際に届いたのを見たら紺色だった。



圧着工具、ロブテックスのAK1MA。3,575円。
試験では使わない工具だが個人的に欲しかったので購入。
これで圧着端子や接続子も確実に圧着できる。もちろんJIS規格品で日本製。
ちなみにこの手の工具ではホーザンが定番だそうだが、地元のホームセンターで買えるロブテックスをあえて選んだ。ホーザンより安いし。



電工ナイフ。1,058円。
VVFストリッパーを買った今、あまり出番はなさそうな気もするが一応買ってみた。
藤原産業が発売元。どこ製かはわからない。
日本製とはっきり銘打っているホーザンのZ-682にしようか迷ったが・・・ブラックな柄に惹かれこっちを選んでしまったσ(^^;)



ボールグリップ差替ドライバー、ベッセルのNo.220W-62。670円。
マイナス刃先とプラス2番の両頭ビットに黒のボールグリップ。Made in Japan。
既にNo.220W-3を持っているので一応用は足りているのだが、実際の試験において必要な度にいちいち差し替えていたのでは非効率的だとの話があったので、あえて買い増し。
コンセントなどの速結端子に使える刃先形状というし、試験にはもってこいだろう。



六角レンチセット、ホーザンのW-96。788円
技能試験には全く関係ないが、工具箱に六角レンチがなかったのでついでに購入。
・・・もう気付いていると思うが、私は工具類に限らず、物を買うときは極力日本製のものを買うことにしている。もちろんこれも日本製。



さぁ、これで必要な工具は揃った。
ホームセンターで電材を調達したら練習を始めよう。
・・・そうだ、これら工具を試験会場に持っていくための袋が欲しいところだな。あとで探してみるか。



1/9追記
[今回の出費] 試験に使う工具5品で10,746円
[資格取得にかかったトータル費用] 14,526円