候補問題No.5とNo.9 2周目


参考書の複線図を見ながら、いわばトライアルのつもりで作業したNo.1。
練習とはいえリカバーが厳しい重大欠陥を出してしまったNo.4とNo.8。
2周目に入り、この3つは今までの練習同様にケーブルの切り分けから始めた。しかし以降の課題はこれまでの練習で大量に出してきたケーブルの廃材を再利用してやることにする。
それに伴い、ケーブル寸法も5〜10cm短くしてみる。



候補問題No.5。
ブログをを見直してみると、反省点は2つ。
まず先に端子台に結線、電線接続はとにかく最後にやる。あとコンセントへ接続する電線は同じケーブルにしたほうがいい、か。
ケーブル長は・・・けっこう200mmとか250mが多いな。-10cmでやってみるか。2.0mm3心ケーブルは貴重だからこれはそのままでいくか。接続は全部リンスリで。




なかなかカオスな出来になってしまった・・・orz
かかった時間は34分。とにかくケーブル外装剥ぎに手こずらされた。
一度練習で使った物なので少なからずケーブルの電線が曲がっている。中には波打っている物も。
こうなると外装が波打っている電線につっかえて抜けない。仕方がないので電工ナイフで切り開いて引き剥がす。
あと、やっぱり白色電線4本のリンスリ圧着。これにも時間がかかる。心線が曲がっているからスリーブ内に入りづらいわそのくせしていざ圧着という時にぬるっとズレるわ。
結果、心線の露出は6mm。10mm以上でなければ絶縁被覆剥き過ぎの重大欠陥は取られないというが・・・
さらに、初めてランプレセプタクルの台座を欠いてしまった。作った輪が思いのほか小さくねじ留めに手こずり思わずケーブルごと握り込んだらケーブルが台座に接触してパキっと・・・ 明工社のランセレはこんなに脆いのか!



気を取り直して候補問題No.9。
実は唯一、どんな回路か思い出せなかった課題。特徴がEETのコンセントだけだし、影が薄いと思うのは私だけだろうか?
各器具間の長さは10cmにしてみる。あとリングスリーブ[中]が残り1個となったため、黒線3本の圧着だけは差込コネクタを使う。白線4本はリングスリーブ[中]で。




影が薄いだなんて言ってすみませんでしたNo.9よ orz

本番まであと1週間というところにきて、電工試験の魔物が遂に牙を剥いた。
先と同様、廃材利用なので外装や被覆が剥きづらい。これにやや足をとられるのはまぁ想定内。
しかし何故かランプレセプタクルの結線、ねじ留めをしくじりまくる。ねじが入っていかなかったりねじ穴から弧を描いて吹っ飛んだり。
ランプレセプタクルの完成にかかった時間は6分。初めてVS-4Aを握った1年前のほうがよっぽどマシなレベル。
そして最大の困難は、リングスリーブ[中]による電線4本の圧着。
電線4本のつらを合わせ全力で指で挟みこむ。リングスリーブを通す。この時点で1〜2本が5mm以上ずれる。
そのズレを直すと別の電線がずり下がる。逆にせり上がってスリーブ内に被覆が入り込んだり。
電線を縦でなく横にしてみたが駄目。先に付けた器具が錘になっているのかケーブルに変なテンションがかかって余計合わせづらい。
一旦全ての電線をスリーブに押し込んだあとスリーブを上にずらしても駄目。どれか1本は必ずスリーブに接触したままになっている。
電線を同じ長さで折り曲げてみても駄目。ケーブルどうしが変に干渉して全然まとまらず、被覆のつらを合わせるどころの騒ぎではない。
思わず呪いの咆哮を上げる。もしこれが本番試験なら監督員2人に両腕を掴まれ強制退場させられるかもしれない。
被覆のつらを合わせる必要は無い、という。しかし私の場合は心線の露出が6〜8mm。重大欠陥を取られてまた来年、になるか実にギリギリのライン。
ここしかないというタイミングで圧着。しかしそれでも写真の通りリングスリーブ下の心線露出は6mm。信じられるか、この圧着1個にかけた時間はなんと11分。課題完成の所要時間はあろうことか37分!
いくら眠らずの午前5時とはいえこの結果は・・・ 今日は調子悪い日だったのかまさかのスランプ突入か?