マウンテンバイクを買った理由

マウンテンバイクを買う、そのきっかけは1週間前に遡る。



私の職場、介護福祉施設では入居者の体重測定は最低月1回の実施。その時入居者を測ったついでにと同僚の目を盗みこっそり体重計に上がってみる。

表示されたデジタルの数字は、69を超えていた。あといろはす1本でも飲めば70kgに達する。

たしかに服は着ているしダンロップのスニーカーを履いてるしナースコール用のPHSもポケットに入れたまま。さらに言えば昼食休憩を済ませたばかりの午後2時。
それを差し引いてもこの数字はいただけない。私の身長は165cmなので、仮に68kgだとしてもBMIは24.98。『め、メタボ判定までまだ0.02あるから』なんて姑息な言い訳はもはや通じない。というかこの分ではもうへそ周りは85cmをとっくに超えているだろうorz

今までこのブログにおいて、健診を受けるたびに「これはマズい!」だの「運動しなければ!」だのと言ってきた。
しかし、実は私はスポーツは言うに及ばずダンスや体操などの運動、物を組み立てるなどの手作業、果ては絵を描く文字を書くに至るまで、ジャンルを問わずとにかく『身体を動かす』それ自体が苦手である。自分の身体にも関わらず自分の思い通りに動かせない。時にギクシャクした動きになる。
そして苦手が故に大嫌い。特に野球やサッカー、バスケットボールバレーボールなどといった団体競技かつ球技はやるのはもちろん見るのも嫌。漫画やアニメですら耐えられない。オリンピックだのワールドカップだのといったシーズンなど気が滅入る。
そんなわけで白状すると、今までジョギングや筋トレすらもやる気が起こらず、三日坊主どころか言い出したその1日しかやらないままで過ごしてきた。

その因果が報い40歳早々70kg寸前というこの身体。
大台に乗るのはなんとしても避けなければならない。チビでハゲで舌滑悪くて汗かくと胸元から焦げ臭い加齢臭、それにデブが加わったらもう史上最悪という以外ないではないかっ!!



そんな思い余った私が採った選択が、自転車。
運動という物のほぼ全てを唾棄している私LibraLivetであるが、唯一許容できるアクティビティが、サイクリング。
幼少から慣れ親しんだものであるし、小学校から大学を卒業するまでの10年以上、通学に遊びにとまさに日常に欠かせない足として活用してきた。
自分の身体のみで比較的短時間で遠くまで行ける達成感。風を景色を楽しめる開放感。運動において成功経験が全く無い私にとってサイクリングは許容どころか大好きである。
車に乗るようになって18年もの間自転車からは離れていたが、これを機に再び乗るのもいいだろう。
脂肪燃焼の基本は有酸素運動。軽い負荷で持続的にペダルを漕ぎ続けるサイクリングはまさにうってつけと言えるのではないか?
体力が付いたら自転車での通勤も考えている。自宅から職場までだいたい13km。1時間で着けるめどが立ったら決行したいものだ。
そしてゆくゆくは体重を減らしていく。とりあえずメタボリックシンドローム判定のある来年8月の健診までに65kgまで落とすことを目標にしたい。