棚を改造、コンセントをつける


今、居室に据えているニトリの書棚『スマーボ 20060』。
型番の通り、高さ200cm幅60cmの棚。これに雑誌や酒のボトルなど雑多な物を収納したりしている。充電式の機器もそのひとつ。
充電台ごと収めているのだが、いかんせん充電にはコンセントが必要。なので電源コードを棚から垂らしテーブルタップに挿しているが、やはりこれでは見栄えが悪い。
棚にコンセントを仕込めれば見た目もスッキリする。なにより腰より高い位置にコンセントがあるのは腰痛持ちの人間にとってメリットが大きい。かがむ事なくコンセントが使えるので決してバカにはできない利便性があるのだ。



というわけで改造開始。
用意したのはスリムタイプのテーブルタップ。電源プラグ。ゴム製のグロメット。
テーブルタップは差込口を選ばず挿せるタイプを選んでみた。


 
まずテーブルタップを棚に固定。
ホームセンターで売ってるこのテの棚の背板はたいてい厚さ数mm。
ビスが利かないので超強力と謳う3Mの両面テープで固定する。
この類の両面テープは本当に強力。無理に引き剥がそうとすると下地を痛めてしまうほど。つかその前にこっちの爪が剥がれる。
脱脂など下処理をきちんと行ってベタ貼りしてしまえばもはやACアダプタの抜き差し程度ではビクともしない。剥がれる事など明確な意思を持って故意に剥がそうとしない限りあり得ないといっていい。・・・まぁそれだけにやり直しもきかないのだが。


 
次に電源ケーブルを通す穴を開け、グロメットをはめ込む。
板の厚さがほんの数mmなのでコンパクトなドリルドライバーでも難なく開く。
グロメットの目的はケーブルの保護と見た目の向上。電線・ケーブルの保護は電気工事の基本。まだ資格ないけど。



プラグを切り落とし、棚に開けた穴にケーブルを通したあと被覆を剥く。
実は会計を済ませて車に乗り込んだ直後に『本体をバラしてケーブルを外せばプラグ切らなくても良かったのでは・・・』と気づく。
しかし家に帰ってテーブルタップを見てみたら、タップのカバーは三角ネジで締められていた。
わが家には三角ネジに対応する工具がない。なので当初の予定通りプラグを切り落としてケーブルを通すことに。


 
接続端子を圧着。
さすがはJIS規格適合の工具。きちんと端子に『1』と刻印されている。圧着もバッチリ。



あとはプラグにねじ留めし、カバーをつけて完成。



棚からコードがぶら下がることなく収められた。いい感じではないか。
デジカメの充電などにも気軽に使えそうだ。