ファイルサーバーをリフレッシュ ―完了―

ハードディスクを追加し電源ケーブルも新たに作製して組み直したわが家のファイルサーバー。
OSを入れ直す前に動き具合をしばし試してみる。


2基のフロントファンと1基のリアファンはDefine R4装備のファンコントローラーにつないでみたのだが、7V運転ではHDDの温度は室温22℃下でだいたい40℃前半、ST8000AS0002は45℃くらいになる。
12Vの全速運転だと40℃を切るが、リアファンが中回転数タイプのため騒音が気にかかる。
ちなみにフロントファン2基はDefine R4標準のファンなのだが、12V駆動でも音はまぁ静かとは言えないが許容できる範囲。
あと、RocketRAID 2720はパッシブヒートシンクを備えているがこれが結構熱くなる。安定して動作させたいなら風を当てて冷やすのが望ましいらしい。



確かファンステイがあったよなといつものように物置を漁ったところ、Antecの『Spot Cool』が見つかる。
数年前、特価で放出されていたのに目が眩み必要がないのに買ってしまって以降、やはり使うことなく物置の肥やしになってしまっていたブツ。
もちろん未開封新品。パッケージが白く汚れて煤けてしまっているのでそうは見えないが。
冷却に使うならファンステイよりはピンポイントで冷やせそうなこっちの方がいいか。



ピン抜き工具でコネクタからピンを抜いたので労することなく電源ケーブルをメッシュスリーブ化できた。
数年の時を経て、今こそ活躍してもらうとしようSpotCool。



改めてファイルサーバーに手を入れる。
変更点は以下の3つ。
 ・Spot Coolを追加。RocketRAID 2720へのエアフローを確保した。
 ・新たにファン専用のプラグインケーブルを自作、2基のフロントファンをつないで駆動。HDDを安定して冷やせるようにした。
 リアファンとSpot CoolをDefine R4装備のファンコントローラーにつないで駆動。普段は7Vで動かし静音運転。熱暴走など危険を感じたらすかさず12Vへオン、全速運転できるようにした。


通電したら煙を吹くことなく無事に動いた。
これから秋〜冬に入る。12Vは言わばエマージェンシースイッチだがそれを使うような事態は起こらないだろう。
構成はこれで最終決定とする。
ここで改めてOSやパッチ、必要なソフトウェアを再インストール。
全て終了したのが午前4時。長くかかってしまったがそれだけに愛着もわくというものだ。



P.S.

これらの変更を行うにあたり、『80cm程度のファン用電源分岐ケーブル』『50cm程度のファン用電源延長ケーブル』を用意する必要があった。
時は22時。ショップはとっくに閉まってる。
ここはひとつ、自作に挑戦してみることにする。電線など材料は一応手元にあるし。
ただ懸念材料がひとつ。私は過去ラジオなどの電子工作キットに数台ばかり挑んだことがあるが1台たりとも完成させたことがないのだが・・・


 
なんだこの歯槽膿漏のようなコネクタは orz
コネクタに電線をつけるにはハンダ付けしかないのだが、芋ハンダみたいになってるし電線はほつれてるし、被覆は熱で融けてるし。
中学の技術家庭科で、数多いる生徒でただ1人基板を焦がしコンデンサを爆発させた男にはやはりハンダ付けはハードルが高すぎたようだ。
即刻諦め、いつものようにコンタクトピン圧着で作製することにする。



で、どうしたかというと、ジャンクパーツからファンコネクタを電線ごともぎ取り電源ユニットから12VとGNDの2ラインのみを取り出すプラグインケーブルファン2基を接続できる分岐ケーブルを個別に作り、これらをペリフェラル4ピンコネクタで接続。うわダサ。しかしこうする以外に方法はなかった。



 
ちなみに延長ケーブルの方は幸い死蔵していたものがあった。例によってピン抜き工具を使ってメッシュケーブル化。


やれやれ、何とか仕上がったがそれにしてもハンダ付けが上手くなるにはどうすりゃいいものか・・・