おぼろ豆腐を食す

先日盛岡で開催された『全国うまいもの大会』で買ってきた、小林総本舗の『おぼろとうふ 濃い味』
実は2/29に食べてしまったのだが記事を書けずにいた。

というわけで今頃報告。

封を切り、箸で割って持ち上げてみる。おぼろ豆腐だけにはらはらと崩れてしまうのではと思っていたが、意外にもけっこう形を保っている。
まずはそのまま口に入れる。うむ、甘みを感じる。砂糖なんかは入っているはずもないので、これが大豆本来の甘みということだろうな。

・・・そういえば、売り子さんが「塩を少しかけて食べてみて」と言っていた。
豆腐に塩とは・・・私の39年間の人生にはない取り合わせだ。刺身に塩、というくらいの違和感を感じる。果たしてイケるのだろうか?


まぁ何でも試さねばわからない。やってみようか。
塩は岩手県野田村産の自然海塩『のだ塩』をセレクト。指でつまんでぱらぱらとふる。
さて、実食といこう。ぱく。

――――――!

こいつはっ・・・! 意外、と言っては失礼か、美味い!
さっき感じた大豆の甘みがさらに引き立つように感じられる。合う、塩は合うぞ!
次に基本にして王道、どこのご家庭にもある本醸造の醤油をかけてみる。
うむ、大豆製品どうし合わないはずがない組み合わせ、まさに王道であるのだが・・・塩を味わった後だとどうしても塩に軍配を上げてしまう。


試しにこれまた同日に購入した『山田の醤油』をかけてみた。刺身に最適と言われているこの醤油はどうか?
・・・ううむ、なんと表現したらいいか。この醤油の持つ甘みや旨味が豆腐の甘さとカチ合ってイヤミに感じられてしまう。
この豆腐にはアミノ酸たっぷりなうまみの強い醤油は合わない。やはり塩だ。塩がベストだ。


P.S.
・・・そういえば豆腐で思い出したが、
先日の十和田湖冬物語。帰りは国道104号線を辿ったのだが、その道中、田子町を通っている最中に『かたい豆腐』なる看板を見た。
気になってググってみる・・・田畑豆腐店、か。
・・・気になる。休みの日にでも行ってみるか。定休日はわからないが・・・