糖尿病の検査を受ける

別のユニットに異動になって1ヶ月が過ぎる。
業務に慣れる間もなくユニットリーダー独自の仕事が容赦なく降りかかり雪だるま式に増えていく。
溜まった仕事を捌くために、次の日が夜勤や休みだったら早番遅番が終わった後こっそりどこかの部屋にこもり、エナジードリンク片手に徹夜で作業。
朝の8:00(お偉方が出勤する直前)にコソコソ帰る。こんな生活が続いていた。


・・・ここ最近、身体の調子がおかしい。


去年の夏頃から、疲れやすいというかここぞというときに踏ん張りがきかないような感じがあった。めまいや頭のふらつきも割りと多い。
そして右目に黒いボヤっとした点が常に視界に現れる―飛蚊症か―が出ていたが、最近はそれに加えて目がかすむようにもなってきた。
時々だが、両足指の先端が痺れたというか一枚皮が厚くなったかのような感覚の鈍さを感じる。そして親指の関節(付け根、ではない)に刺したような痛みがある。
さらに困っているのが、睡眠。
異動になってから2週間というもの、すごく眠いはずなのに全然寝付けなかった。よしんば眠れたとしても2時間くらいで目が覚めてしまう。首周りのみにとんでもなく嫌な臭いの寝汗を伴いながら。
いったん目が覚めるともう眠れない。布団の中を転がりながら出勤時間を迎えることになる。この1ヶ月はまともに眠れた記憶がない。疲れなど取れるはずもない。
今でこそ多少はマシになったものの、それでも寝てから4時間で目が覚め、それ以降寝付けない。
そんなわけで頭もうまく働かず、まともな指示出しができず元からいる職員に何度呆れられたことか。
考えがとっちらかってしまって全然まとめ上げられない。まるで頭の中がサビついてしまったかのようだ。



そんな私を見かねてか、家族から2つ忠告される。
1つは、病院に行き検査を受けること。特に糖尿病関連を。
足指の痺れや痛み、そして飛蚊症。これらの症状は糖尿病の前触れとも言われている。家系を見ても父方の祖父が糖尿病で亡くなり妹はななたんを身ごもったときに妊娠糖尿病になった。
そうでなくてもまともな意識のある時間のほとんどを会社で過ごしている上に食事睡眠メチャクチャな40間近。悪いところがあったとしてもおかしくはない。
そしてもう1つは、今後の身の振り方を考える事
こんな生活を続けていたのでは、背負っている仕事も自分自身の事も何もかも破綻してしまうのは目に見えている。身体(あるいは精神)を壊してからでは遅いぞ、と。








前置きが非常に長くなったが、とりあえずフルタイム休みの今日、病院に行く。
自分の状態を伝え、糖尿病の気があるか検査をお願いする。



結果、
全くもって異常はない、とのこと。
HbA1c―過去1〜2ヶ月の血糖の状態を表す数値―が5.4。正常の範囲内だと。
疲れやすいということで甲状腺も調べたが、それも異常はないと。
「疲れやすい・・・まぁ言っては何だが、加齢、ということも」とはDrの言葉。いずれにせよ、今すぐどうこうという様な結果ではないそうな。
まぁそれを聞いて安心した。これで健康ということが明らかになった。
一応食事療法は免れたし、まだ食いたい物が食べられるぞ。実は多少結果が悪かったらそれを口実に穏便に退職と目論んでいたのだが、それはここだけの秘密。


P.S.

血糖の値が108。
実は、『検査前日は食事は20時まで』という定期健診のルールに自分で勝手に則った結果、
前日の勤務が遅番(12:45〜21:45)という都合上、16時の休憩で弁当を食って以降水しか飲まずに翌日の検査に臨んだ。
11時に採血したので、まる19時間絶食*1。にもかかわらず上限値ギリギリとは・・・

*1:ちなみにそんなコンディションで採血された結果、多量の発汗と共にめまいを起こし、公衆の面前で待合室の長椅子に倒れこむという醜態を晒した。まる1日メシを食ってないことを看護師に伝えたら「別に食べてもよかったのに」と笑われたことは言うまでもない・・・