パラボラアンテナ設置に挑戦

我が家でも衛星放送を視聴できるようにするため、パラボラアンテナの設置に挑戦する。

本来であれば夜勤明けの明日にやる予定だった。
しかし急遽田植えが入ってしまい、日中での作業ができない。
仕方がないので今日、夜勤出勤前に配線とアンテナ設置だけを終わらせ、調整は後日に行うこととする。



先の通り、我が家には既にパラボラアンテナが設置されている。しかしBSや110°CSとは明らかに違う方角を向いている。後で思い至ったのだが何か別の衛星放送を受信していたのかもしれない。
今回はベランダの隅に設置してみる。 
14時、ここから太陽をバッチリ拝むことができる。雨や雪にもバッチリ晒されてしまうのが困りものだが仕方がない。



時間がないのでさっそく作業開始。
まずは開梱。付属品を確かめ説明書を熟読。そしてスパナなどの工具を準備。



ベランダにマストを取り付ける。
衛星放送の受信は非常にシビアで、1〜2°ずれるだけでも受信レベルはゼロとなり映らないという。
建物でも基礎が重要であるように、アンテナもこの土台が大事。マストを垂直に立てるのがキモだそうな。
説明書に従い錘を糸で吊るして垂直を見たが、今日は風が強く糸が揺れる。親父の水平器を拝借しマストにあてがい垂直になるように調整。位置が決まったらスパナで本締め。



アンテナを組み立てる。
『反射鏡』と呼ばれる楕円形の円盤。電波を受信する『コンバーター・アーム』。想像よりはるかに軽い。アームはプラスチック製。
オール金属製でもっとずっしりガッシリしているというのが最初のイメージだったのでこれは意外だった。何も知らない素人なので逆に不安を覚えたほど。こんなので受信できるのかと。
そして組み立て。反射鏡にアームを取り付けるのだがこれがまた想像よりはるかに力を要する。全然嵌らないので思い余って反射鏡とアームをわしづかみにしテコの原理で思いっきり引き下げ嵌め込む。・・・歪んでないだろうなσ(^^;)



取扱説明書に従い付属のアンテナケーブル(4C)を取り付け防水キャップを嵌め込み、パラボラアンテナをマストにセットして仮固定。
これで設置は完了。



私の部屋のテレビまでアンテナケーブルを引き込む方法として、隙間ケーブルを使う。
天井裏や壁内にケーブルを這わす技術はまだ私にはない。
ケーブルを接続。これで配線も完了。


まだ少々の時間があるのでアンテナレベルの調整を前倒しでやってみる。
テレビをつけ、設定メニューを辿りBSのアンテナレベルを表示。もちろん電源供給をオンにするのを忘れない。
当然ながらアンテナレベルは0。
まず仰角を調整。青森は33.3°らしい。ここは三八上北地方だから・・・33°と34°の間に合わせてみようか。
そして方位角。作業開始から1時間経過。太陽は家に隠れて見えなくなってしまった。
14時の太陽、たしかこのあたりじゃなかったっけ・・・駄目か。
説明書に従い、1〜2°―ほんのちょびっと―動かしては10秒静置。・・・テレビから音は聞こえない。あと5分粘って駄目なら後日にまわそうか・・・


! テレビから音が聞こえた!?
ついに来たか! 思わずテレビを見ると映像も映っている。アンテナレベルは48。すばらしい!
あと3分。まだ角度を追い込める時間は少しある。



アンテナレベルは51。方位角の調整ではこれがベストのようだ。
仰角も調整すればたぶんまだレベルは上がると思われるが、ここで本日はタイムアップ。
推奨レベルは超えているしブロックノイズもない。素人工事でここまで映れば充分ではないか?
あとは分配器を取り付けて1階の居間でも見られるようにすればオールクリア。これくらいなら明日、田植えが終わった夕方以降でもできそうだ。