保温箱を作ってみる

1月に入り、寒さもだんだん厳しさを増してくる。
まだ幼いサボテンたちの健全な生長のためにも、早いとこ寒さ対策を施したい。
電気アンカでも買おうかと思っていたが、そういえばと思い立ち、深夜に懐中電灯片手に家の小屋を漁る。


―――――あった。
40cm四方の電気ミニマット。
内寸43cm×45cm×30cmの発泡スチロール箱。
あまり大きな声では言えないが、自家醸造を趣味にしていた時に使っていたもの。
しかし今の施設に異動になってからの4年間、あまりの忙しさにビール作りも開店休業状態。なのでこの存在もすっかり忘れていた。
通電すると暖かくなる、幸い壊れてはいないようだ。
温室をこの発泡スチロール箱に収め電気ミニマットで保温すれば青森の厳しい寒さの中でも充分に育ってくれるのではないか? 試さない手はない。


まず温室を発泡スチロール箱にそのまま収めてみる。
縦・横はちょうどよいが、いかんせん深さがありすぎる。

 
そこで100円ショップのコンテナで底上げし、電気ミニマットを敷いてスイッチON。
その上に温室を安置。一応マットと温室の間にカタログ雑誌を挟んで直接加温されないようにしておく。


この発泡スチロール箱には蓋もセットだったのだが、あいにく今回の捜索では見つけられなかった。
仕方がないのでタオルで隙間を塞ぐ。
・・・これはこれでいい感じだと思う。このまま日当たりに出せば下から温めつつ日光浴もさせられる。
そうしているうちにだんだん温室の内側が曇ってくる。温室内が暖められ撒いた水が気化しているようだ。
このまま数時間様子をみてみたが、不安になるほどの熱さは感じなかった。だが明日にでも温度計を買って適切な温度管理といこう。